胆嚢ポリープ
胆嚢ポリープは症状を呈することは少なく、超音波検査における発見頻度は約5-10%程度です。20mm以下のことが多く、大部分がコレステロールポリープですが、その中で10mmを超えると1-2割の確率で胆嚢癌の可能性がでてきます。21mm以上ではほとんどが癌であり、10mm以下でも癌がみられることがあるので胆嚢ポリープがある方は定期的な検査が必要です。
治療
経過観察でよいのか、または、精査、外科治療が必要なのかの判断は「大きさ」、「徐々に大きくなってきているか」、「形」によって決めています。
そのなかでも隆起性病変が有茎性(茎がある)か広基性(茎がなく、台形のような形)かを区別することはきわめて重要です。
コレステロールポリープ
多発する有茎性隆起(5mm以下)ではコレステロールポリープの可能性大。エコー検査で経過観察をします。
限局性腺筋腫症(アデノミオマトーシス)
限局性腺筋腫症はゆるやかなな立ち上がりで、Rokitansky-Aschoff洞(隆起部内の無エコー部)やコメットサイン(壁内の石灰化)を認める。経過観察します。
茎が2mm未満の有茎性ポリープ
良性の可能性が高く、経過観察します。
大きさが10mm前後の有茎性ポリープ
炎症性ポリープ、腺腫内癌,過形成性ポリープ、などが含まれるが、これらの鑑別困難である。経過観察をし大きくなるする隆起性病変は悪性の可能性が高く手術が必要です。
茎が2mm以上である有茎性隆起
癌を疑い腹腔鏡下胆嚢摘出術を検討します。
浸潤癌浸潤癌では胆嚢の壁構造が壊れ、胆嚢の変形を認める。手術が必要です。
広基性隆起、表面平坦型の病変は癌や腺腫であることが多い。浸潤の可能性があるため,開腹下拡大胆嚢摘出術が必要なこともあります。
長岡内科医院 (呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内分泌代謝内科)
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