9月 30th, 2010 by admin
糖尿病の人は心筋梗塞を起こした人と同じだけ心臓病で死亡する可能性が高い。糖尿病患者は高血圧を合併していることが多く、血糖値と同時に血圧のコントロールも重要と考えられている。
食べすぎ、運動不足、肥満などの生活習慣病は協力しあい、動脈硬化を進展させます。糖尿病と高血圧の合併は心臓病の危険性を6-7倍と高くするため、血糖値のみでなく血圧のコントロールも重要です。
血圧とは血液を送りだす圧力のことです。一般には上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上が高血圧として、生活習慣の改善後血圧が低下しない場合は血圧を下げる薬の投与を行いますが、糖尿病の患者はただちに血圧を下げる薬、降圧薬が必要になります。上の血圧が130mmHg以下、下の血圧が80mmHg以下を目標にコントロールを開始します。
糖尿病患者での心臓病、脳卒中の研究がイギリスで行われ、糖尿病患者の合併症を防ぐためには血糖値と同時に血圧をコントロールすることが必要ということがわかりました。上の血圧を7mmHg低下させることは、食後の血糖を18mg/dl下げるだけ心臓病などの発症を予防することがわかっています。
そのため糖尿病患者は血圧の管理も必要になります。
- 自宅で毎日決まった時間に血圧を測りましょう。
- 朝食前など薬を飲む前同じ腕での測定が良いでしょう。
- 測定した結果をメモ帳などに記入し結果は診察時に医師にみせてください。
血圧は朝起床前に徐々に高くなり、心筋梗塞などは早朝に起こることが多いため、朝の血圧コントロールが重要です。
糖尿病に合併する高血圧の薬は、血管を拡張させることで血圧を下げる「カルシウム拮抗薬」と血管を拡張させる以外に心臓、腎臓、脳の臓器を守る作用を持っている「アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬」などが使われます。
最近では血圧を高くする悪玉物質の主役がアンギオテンシンⅡということも分かり、これを抑制するアンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬などが好んで使用されます。この薬は血圧を下げるだけでなく、心不全、腎臓病などの進行を抑制します。
高血圧の薬は毎日忘れずに、指示された用法用量で飲みましょう。
高血圧の治療
- 塩分を控える:7g以下を目標に! 薄味、外食は控える、汁物を飲まない、減塩醤油にするなど
- アルコールは控えめに:つまみは塩分を沢山含んでいます。
- 野菜を多くとりましょう:野菜に含まれているカリウムは塩分を体外に排出する働きがあります。
- 運動しましょう
- 禁煙
- ストレスをためないように
- 病院で定期的に診察、検査をうけましょう。
糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病の患者さんへ:糖尿病を簡潔に説明
糖尿病薬について:糖尿病薬について解説
糖尿病運動療法:運動療法の実際について解説
糖尿病グラフィティー:糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病合併症:糖尿病合併症の体験談を含めて解説しています。
動脈硬化抑制:生活習慣病から血管を守るためにはどうすればよいか。
食後高血糖:食事の後の血糖を下げるにはどうすればよいか。
糖尿病と高血圧:糖尿病に高血圧を合併している人は注意!
現代養生訓 参照
長岡内科医院 (呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内分泌代謝内科)
住所:福岡県大牟田市倉永66-1 地図はこちら
(ふくおかけんおおむたしくらなが66-1)
TEL:0944-58-0909 FAX:0944-58-0911
WEBからのお問合せはこちらから
大牟田、みやま市の高血圧、糖尿病、生活習慣病なら長岡内科医院
Copyright (C)長岡内科医院 All Rights Reserved
.gif)
9月 28th, 2010 by admin
糖尿病の患者は食事の後に血糖値が高くなります。食後高血糖は動脈硬化を促進し心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。食後高血糖は糖尿病と診断される前より存在していることが多い。
食事の後(2時間後)に血糖値が200以上であれば糖尿病です。近年食後高血糖は血管へのダメージが強いということがわかりました。食後2時間の血糖値は180未満に抑えることが合併症を防ぐために大事です。
食後高血糖を改善するためには
- よく噛んでゆっくり食べる
- 野菜など食物繊維を多くとる
- 適度な運動
食後の高血糖を改善する薬
αグルコシダーゼ阻害薬:ゆっくり食物を吸収させる
- 速効型インスリン分泌促進薬:食後にインスリンを素早く分泌させる
- インスリン抵抗改善薬:インスリンの効き目を改善させる
上記の薬は服用のタイミングが重要であり、基本的に食事をする直前に飲むことが多いです。
糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病の患者さんへ:糖尿病を簡潔に説明
糖尿病薬について:糖尿病薬について解説
糖尿病運動療法:運動療法の実際について解説
糖尿病グラフィティー:糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病合併症:糖尿病合併症の体験談を含めて解説しています。
動脈硬化抑制:生活習慣病から血管を守るためにはどうすればよいか。
食後高血糖:食事の後の血糖を下げるにはどうすればよいか。
糖尿病と高血圧:糖尿病に高血圧を合併している人は注意!
現代養生訓 参照
長岡内科医院 (呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内分泌代謝内科)
住所:福岡県大牟田市倉永66-1 地図はこちら
(ふくおかけんおおむたしくらなが66-1)
TEL:0944-58-0909 FAX:0944-58-0911
WEBからのお問合せはこちらから
大牟田、みやま市の高血圧、糖尿病、生活習慣病なら長岡内科医院
Copyright (C)長岡内科医院 All Rights Reserved
.gif)
9月 27th, 2010 by admin
生活習慣病から血管を守る
人の全身血管は一本にすると地球2週半の長さがあり、網の目のように全身に酸素、エネルギーを運んでいる。人は血管から老いるともいわれ、中高年になれば血管の損傷具合が健康のバロメーターとも考えられている。
糖尿病、高脂血症、高血圧、肥満は生活習慣病である。これら一つ一つが別の病気に見えるが、食生活、運動不足などがベースとしてあり、すべて動脈硬化の原因となっている。
日本人に多いⅡ型糖尿病の患者は、インスリンは分泌されていても、それを受け取る筋肉、脂肪、肝臓で作用が減弱するというインスリン抵抗性が大きく関係する。
近年は高度経済成長による環境の変化(自動車の普及、脂肪の多い食事)などにより外見は太ったようにみえないが、内臓に脂肪がついている隠れ肥満の人が多い。この内臓脂肪がインスリン抵抗性に関与することが分かってきた。インスリン抵抗性があると血液中のブドウ糖が利用できなくなり、血糖値が上がる。膵臓はブドウ糖を下げようとインスリン分泌を増加させるが、血液中のインスリンが多いと高血圧が引き起こされたり、内臓脂肪が蓄積しやすくなる。インスリン抵抗性が持続すると膵臓が疲弊しインスリンの分泌量が減少、血糖値が高くなる。そして高血糖により血管に動脈硬化が起こる。
また高脂血症などで血液の中のコレステロールが高いと血管にプラークが形成される。プラークの表面が破けると血栓を形成される。心臓で血管が詰まると心筋梗塞になり、脳で血管が詰まると脳梗塞になる。糖尿病でよくみられる壊疽も足の血管がつまることが原因です。
アメリカの大規模スタディでは高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満などの危険因子は増えればさらに動脈硬化を進展させることが証明されており、そのため糖尿病の患者の血圧、コレステロールの目標値は通常より厳しいものとなっている。
生活習慣改善→動脈硬化抑制のために・・・
高脂血症:動物性脂肪やコレステロールの多い食事を控える。
高血圧:塩分控える。
肥満:ダイエットにより体重減少させ、運動療法により内臓脂肪を減らしインスリン抵抗性を改善する。
糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病の患者さんへ:糖尿病を簡潔に説明
糖尿病薬について:糖尿病薬について解説
糖尿病運動療法:運動療法の実際について解説
糖尿病グラフィティー:糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病合併症:糖尿病合併症の体験談を含めて解説しています。
動脈硬化抑制:生活習慣病から血管を守るためにはどうすればよいか。
食後高血糖:食事の後の血糖を下げるにはどうすればよいか。
糖尿病と高血圧:糖尿病に高血圧を合併している人は注意!
現代養生訓 参照
長岡内科医院 (呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内分泌代謝内科)
住所:福岡県大牟田市倉永66-1 地図はこちら
(ふくおかけんおおむたしくらなが66-1)
TEL:0944-58-0909 FAX:0944-58-0911
WEBからのお問合せはこちらから
大牟田、みやま市の高血圧、糖尿病、生活習慣病なら長岡内科医院
Copyright (C)長岡内科医院 All Rights Reserved
.gif)
9月 21st, 2010 by admin
現在700万人近くの人が糖尿病に罹患していることが言われている。糖尿病にかかると、目が見えなくなったり、足が痺れたり、透析が必要になったりすることがある。血糖値をコントロールすることで合併症を防ぐことができるが、現実には糖尿病の治療をせずに合併症が起こる人が多くいます。
糖尿病の本当のこわさは、いつの間にか起こってくる合併症です。糖尿病に長くかかっていると細い血管がおかされされ、いわゆる糖尿病3大合併症が起きてきます。
- 糖尿病性網膜症(目の障害)

- 糖尿病性腎症(腎臓の障害)
- 糖尿病性神経症(神経の障害)
また動脈硬化症(心筋梗塞、脳梗塞)も発症しやすい。
糖尿病体験談
糖尿病性網膜症
糖尿病性網膜症により視力を失った患者。
「見えないということは全てをうしなうようなもの」と話されています。仕事一本で頑張っており、健診で血糖値異常は指摘されていたが、病院にかからず、放置していた。空腹時の血糖値が300以上となっていた。教育入院することになったが、目の合併症が進行しており、凝固療法も施行していた。職場に戻り徐々に付き合いで不摂生な生活に戻ってしまっていたところ、ある日突然目の前が真っ赤になってしまった。これは眼底出血の症状であり、以後は視力を失った生活をすることとなった。60歳以上の糖尿病患者の4人に1人は網膜症があるといわれている。さらにこの患者は心臓や腎臓の合併症も併発し病院通いの生活がつづいている。
糖尿病性腎症
糖尿病性腎症で透析が必要となった患者。
若いころはスポーツマンであった。糖尿病を指摘され、初めは食事療法を守っていたが、しだいによく食べ、よく飲む生活に戻っていた。いつしかいくら食べても太らなくなり、徐々に体のむくみが出てきて、病院にいくと透析が必要と宣言された。新規透析患者の3割は糖尿病が原因です。透析が始まると週3回数時間体を拘束されます。この患者は今までしていた仕事の一線から身を引かないといけない状態となった。過去の不摂生に対する後悔は大きいようだ。
糖尿病性神経症
糖尿病性神経症で足切断となった患者。
10年ほど前より糖尿病を指摘されていたが、症状がないため放置していた。靴ずれをおこしていたが、痛くも痒くもない状態であった。血糖値が高いと傷が治りにくくなり、痛みも感じないため最悪の場合足切断するしかなくなります。「足がなくなってみると切なく、悔しい気分になる」と語っています。糖尿病性神経症は糖尿病の患者に一番よく見られる症状です。
合併症予防するポイント
- 正しい治療生活
- 血糖値を正常に近づけましょう。
- 体重・血圧、コレステロールを良い状態に保つ
- 自覚症状がなくても動脈硬化の検査をうけましょう。血糖値、HbAic、頚動脈エコー、心電図、脈波血圧検査
たいした自覚症状がないことからくる油断により、糖尿病の治療を医師や配偶者に任せてはいけません。自分が自覚しないと糖尿病の治療は始まらないと肝に銘じて下さい。
糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病の患者さんへ:糖尿病を簡潔に説明
糖尿病薬について:糖尿病薬について解説
糖尿病運動療法:運動療法の実際について解説
糖尿病グラフィティー:糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病合併症:糖尿病合併症の体験談を含めて解説しています。
動脈硬化抑制:生活習慣病から血管を守るためにはどうすればよいか。
食後高血糖:食事の後の血糖を下げるにはどうすればよいか。
糖尿病と高血圧:糖尿病に高血圧を合併している人は注意!
現代養生訓 参照
長岡内科医院 (呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内分泌代謝内科)
住所:福岡県大牟田市倉永66-1 地図はこちら
(ふくおかけんおおむたしくらなが66-1)
TEL:0944-58-0909 FAX:0944-58-0911
WEBからのお問合せはこちらから
大牟田、みやま市の高血圧、糖尿病、生活習慣病なら長岡内科医院
Copyright (C)長岡内科医院 All Rights Reserved
.gif)
9月 16th, 2010 by admin
糖尿あるサラリーマンの方が健診で時々血糖値異常を指摘されていたため病院に受診し、内服でコントロールしていたが、いつの間にか仕事が忙しいために、病院に受診していない状態となった。ある朝、目のかすみがあり、病院受診したが糖尿病による網膜症と診断された。医師は「このまま放置した場合失明する」といっている。
糖尿病患者へメッセージ
糖尿病の治療で大事なことは食事、運動、普段の生活習慣です。
病院の検査の数日前に食事を控えるなどして血糖値を下げたとしても、今ではヘモグロビン・エー・ワン・シー(HbA1c)は1-2ヶ月前の血糖値の状態を調べる検査があり、1-2ヶ月前までの血糖値の状態を把握することができるため、毎月の血糖値の状態を正確に知ることができます。検査の前だけ食事を控えてもいけません!
忘年会や新年会は糖尿病患者にとって頭の痛い問題であるが、周囲の人が自分が糖尿病であることを知っていると気を使ってくれたりする。また宴会の時はダイエット中、医師より食事のカロリーを減らすようにいわれている、車で来たなどとアルコール、食事を制限する工夫が必要です。
体重は食事療法をきちんとすれば必ず減少します。体についた脂肪は1kgで約40kmも歩くことができ、運動のみで体重を減らすことには無理があります。運動療法の最大の目標はインスリンの効きを良くすることであり、毎日適度な運動をすることが大事です。とにかく特別なことするわけではなく、食事や運動を生活の一部として行う心がけが重要です。積極的の糖尿病を受け入れ、自分なりのマイペースで生活してください。
医師や看護婦など医療スタッフとの信頼関係、家族の理解、なにより患者自身の自覚が大事です。
糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病の患者さんへ:糖尿病を簡潔に説明
糖尿病薬について:糖尿病薬について解説
糖尿病運動療法:運動療法の実際について解説
糖尿病グラフィティー:糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病合併症:糖尿病合併症の体験談を含めて解説しています。
動脈硬化抑制:生活習慣病から血管を守るためにはどうすればよいか。
食後高血糖:食事の後の血糖を下げるにはどうすればよいか。
糖尿病と高血圧:糖尿病に高血圧を合併している人は注意!
現代養生訓 参照
長岡内科医院 (呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内分泌代謝内科)
住所:福岡県大牟田市倉永66-1 地図はこちら
(ふくおかけんおおむたしくらなが66-1)
TEL:0944-58-0909 FAX:0944-58-0911
WEBからのお問合せはこちらから
大牟田、みやま市の高血圧、糖尿病、生活習慣病なら長岡内科医院
Copyright (C)長岡内科医院 All Rights Reserved
.gif)
9月 13th, 2010 by admin
糖尿病治療の最大の目的は血糖をコントロールすることです。そのためには食事療法に加えて運動療法を行うことが必要です。
運動療法
糖尿病は運動不足病といわれることもあり、血糖コントロールには運動は必要不可欠です。運動をすることにより食後の血糖値上昇は抑制されます。糖尿病に最も良い運動は持続運動であり、ある程度脈拍のあがるものです。いわゆる有酸素運動といわれるもの。この有酸素運動とは酸素を十分体内に取り入れ行う運動のことで、ジョギング、サイクリング、水泳などです。では有酸素運動は糖尿病にたいしてどのような影響を与えるのでしょうか?
糖尿病はインスリンの分泌が少なかったり、インスリンの作用不足が原因といわれています。運動を続けているとインスリンの効きをよくすることで血糖が下がることがわかってきました。
有酸素運動は血液の循環を改善し、コレステロールや中性脂肪の蓄積を防ぐことで、血管を若返らせる効果があります。
さらに運動により、高血圧、高脂血症、動脈硬化などを予防することができます。
多く食べすぎたたため運動をしないといけないといい頑張っている人がいますが、運動療法の目的はカロリーを消費するのが一番の目的ではなく、本来の目的はインスリンの効きをよくすることです。
食事療法が土台となり、その上で運動療法をすることが大事です。
運動療法の実際
十分なストレッチをしましょう。ウォーキングは最も手軽に出来る運動療法です。少し早足で大きめに腕を振って歩きましょう。運動の強さの目安は脈拍数、歩くスピード、自覚症状です。最大脈拍数の約40%~60%ぐらいで運動することが良いといわれています。
歩く速度の目安は毎分80-100m、自覚症状の目安は少し弾み汗ばむ程度。隣の人と会話ができるくらいが良いでしょう。運動は20分~30分持続させて、できれば毎日続けましょう。運動は段階的に強度をあげていき、食後に行うとより効果的です。運動療法を行うときは合併症などの関係もあり、医師に相談しましょう。
仕事や家事に追われてなかなか運動できない方が多いですが、仕事通勤中にバスを使わずに歩いたり、主婦の方は買い物を歩いていくなどの工夫が必要です。
また肥満の方は足の負担が多いため、まずは食事療法によるダイエットが一番です。
運動を習慣の一部にすることが一番です。
運動療法のポイント
食事療法あっての運動療法
運動を始めるときは医師に相談してからはじめましょう。
決められたプログラムで安全に!
体の調子が悪いときは無理に運動することは避けましょう。
靴は自分にあったサイズ、履きやすいものを選びましょう。
万歩計は一様の目安です。(一日一万歩目標)
続けることが成功の秘訣
運動すれば気分爽快、ストレス発散にもなり人生の楽しみを感じられます。
仲間と一緒にウォーキング、テニス、ゴルフ、ゲートボールなど楽しく運動しましょう。
糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病の患者さんへ:糖尿病を簡潔に説明
糖尿病薬について:糖尿病薬について解説
糖尿病運動療法:運動療法の実際について解説
糖尿病グラフィティー:糖尿病患者さんへメッセージ
糖尿病合併症:糖尿病合併症の体験談を含めて解説しています。
動脈硬化抑制:生活習慣病から血管を守るためにはどうすればよいか。
食後高血糖:食事の後の血糖を下げるにはどうすればよいか。
糖尿病と高血圧:糖尿病に高血圧を合併している人は注意!
現代養生訓 参照
長岡内科医院 (呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内分泌代謝内科)
住所:福岡県大牟田市倉永66-1 地図はこちら
(ふくおかけんおおむたしくらなが66-1)
TEL:0944-58-0909 FAX:0944-58-0911
WEBからのお問合せはこちらから
大牟田、みやま市の高血圧、糖尿病、生活習慣病なら長岡内科医院
Copyright (C)長岡内科医院 All Rights Reserved
.gif)
9月 11th, 2010 by admin
腎疾患ではどのような食事をとればよいか?
腎臓の働きが1/3程度になった状態を慢性腎不全といいます。働きの弱くなった腎臓に負担をかけないような食事療法を行います。
腎疾患の食事療法では、食塩、水分、カリウム、リン及び三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)に対する配慮が重要です。日本腎臓学会は慢性の腎疾患の患者(慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、腎硬化症、多発のう胞腎など)の食事療法基準を発表しています。
内容は腎臓の機能や尿の中に蛋白がどのくらい混じっているかの程度により、たんぱく質と食塩、カリウム、リン摂取量を決めます。また総エネルギー摂取量は性別、年齢、身体活動レベルに決定します。
慢性腎臓病(CKD)に対する食事療法の基本
1腎機能低下の程度により決定する
日本腎臓学会発表の慢性腎臓病(CKD)に対する食事療法基準(成人)を表に示します。腎機能低下(糸球体濾過率;GFRの低下によりステージ分類されているため、大変分かりやすくなってきている。
2蛋白尿の程度で食事を決定する
腎臓の病気は尿蛋白の量が多いと、さらに腎臓の機能が低下する可能性が高い。尿蛋白が少ない場合(0.5~0.3/day)以下と少ない場合は腎機能低下が進行する可能性が低くなる。そのため食事療法基準では、慢性腎臓病(CKD)ステージ1~3では尿蛋白量別に食事療法基準が提示されている。
要するにCKDの患者でも腎機能の低下が軽度であり、治療などにより尿蛋白量が減少しているような場合には、軽度蛋白制限、塩分制限を行う程度でよいが、腎機能低下が進行、または尿蛋白量が多い場合は食事療法を強化する必要があることが分かる。
食事療法の内容
1水分
尿の排泄障害がない場合は水分は自然に摂取するが、浮腫、乏尿の腎不全患者、透析中の患者は厳格な水分制限が必要である。
2塩分
食塩制限は慢性腎臓病患者の基本であり、特に浮腫、高血圧、透析中の患者は1日6グラム未満の食塩制限が必要である。
3カリウム
血液検査でカリウムが6mEq/l以上の患者では1日1500mg以下のカリウム制限が必要である。
4たんぱく質
一般に低たんぱく食が必要なことは周知されており、炭水化物や脂質から十分なエネルギーを摂取すること、食事全体のアミノ酸スコアを100とするなどが重要である。
5総カロリー
表の食事療法基準に示されているカロリーは現在の体重を維持するものであり、肥満の人は少なめに、またやせの人は多めにする。
表 成人の慢性腎臓病(CKD)に対する食事療法基準(改)
慢性糸球体腎炎糖尿病性腎症腎硬化症多発性囊胞腎などすべての慢性腎臓病を対象とし糸球体濾過量による病期ごとに内容を提示した。(日本腎臓学会2007年参照)
ステージ(病期) |
エネルギー
(kcal/kg/day) |
たんぱく質
(g/kg/day) |
食塩
(g/day) |
カリウム
(mg/day) |
| ステージ1(GFR≧90) |
|
|
|
|
| 尿蛋白量0.5g/day未満(注2) |
27~39(注1) |
任意 |
10未満(注3) |
|
| 尿蛋白量0.5g/day以上 |
27~39(注1) |
0.8~1.0 |
|
|
| |
|
|
|
|
| ステージ2(GFR60~89) |
|
|
|
|
| 尿蛋白量0.5g/day未満(注2) |
27~39(注1) |
任意 |
10未満(注3) |
|
| 尿蛋白量0.5g/day以上 |
27~39(注1) |
0.8~1.0 |
6未満 |
|
| |
|
|
|
|
| ステージ3(GFR30~59) |
|
|
|
|
| 尿蛋白量0.5g/day未満(注2) |
27~39(注1) |
0.8~1.0 |
3以上6未満 |
2,000以下 |
| 尿蛋白量0.5g/day以上 |
27~39(注1) |
0.6~0.8 |
3以上6未満 |
2,000以下 |
| |
|
|
|
|
| ステージ4(GFR15~29) |
27~39(注1) |
0.6~0.8 |
3以上6未満 |
1,500以下 |
| |
|
|
|
|
| ステージ5(GFR<15) |
27~39(注1) |
0.6~0.8(注4) |
3以上6未満 |
1,500以下 |
| ステージ5D(血液透析療法中) |
27~39(注1) |
1.0~1.2 |
6未満 |
2,000以下
|
kg:身長(m)×22として算出した標準体重
GFR:糸球体濾過量(mL/min/1.73m)
注1) 厚生労働省策定の日本人の食事摂取基準(2005年版)」と同一とする。性別年齢身体活動レベルにより推定エネルギー必要量は異なる(次頁の別表に示す通り)。
注2) 蓄尿ができない場合は随時尿での尿蛋白/クレアチン比0.5
注3) 高血圧の場合は6未満
注4) 0.5g/kg/day以下の超低たんぱく食が透析導入遅延に有効との報告もある。