コレステロール大丈夫?
5月 19th, 2011 by admin
コレステロールが高いのを放置しておくと血管にコレステロールが付着しせまく、もろくなります。これを動脈硬化といいます。そのままさらに放置すると、ある日突然血管が詰まり血液が流れなくなります。心臓で詰まれば心筋梗塞、脳で詰まれば脳梗塞になります。これらを防ぐためにはどうしたらよいのか?
食事、運動、たばこは?
健康診断などでコレステロールが高い人は症状がないからといって放っておいていないでしょうか?
LDL(悪玉)多いのが問題 多いと血管壁に付着し動脈硬化の原因となります。
HDL(善玉)少ないのが問題 血管壁に付着したLDLコレステロールを除去します。
中性脂肪 多いのが問題 肥満となり生活習慣病の原因となります。
診断基準 (大規模臨床試験より決定されています)
LDLコレステロール 140以上
HDLコレステロール40未満
中性脂肪 150未満
コレステロール異常を放っておくと?
悪玉コレステロールが多量にあり、血管に付着し、善玉コレステロールが掃除しきれない状態になると、LDLコレステロールが血管にたまります。酸化され超悪玉コレステロールという状態となり、白血球の一種であるマクロファージがやってきて掃除しようとするが、掃除しきれないでマクロファージが死亡します。その状態のことをプラークといいます。プラークが成長しなんらかのきっかけでプラークが破けるとそこに血小板が集まり血栓を作ります。心臓の血管でおこると心筋梗塞、脳でおこれば脳卒中を起こします。
日本人の死亡原因の2位、3位を心疾患、脳血管疾患が占めております。
動脈硬化による病気では介護を要することが多くなり、予防が重要と考えられます。
検査で状態がわかるか?
頸動脈エコー検査をするとプラークの状態がわかり、動脈硬化の進展状態が分かります。
侵襲のない検査であり、脂質異常症のある患者さんには積極的に頸動脈エコーを勧めています
治療は?
基本的には生活習慣の改善の指導を行います。これで検査値の改善がない場合は薬による治療を開始します。
- 加齢(男性45歳以上、女性55歳以上)
- 高血圧
- 糖尿病
- 喫煙
- 冠動脈疾患患者が家族にいる
- 低HDLコレステロール(40以下)
これらのリスクによって目標とするコレステロールの値を決定します。
HDLコレステロールが低くても問題なのか?
運動不足、肥満、生活習慣によりHDLコレステロールが低くなります。
LDH/HDLの比率が大事であり、この値を1.5未満にすることが大事です。
生活習慣改善とは
禁煙(これが非常に大事!)
食生活の是正 (食べ過ぎない、栄養バランスの適正化 肉より魚、食物繊維多く、アルコール25g以下)
身体活動の増加 (どんなスポーツでもok 日常的にできることより、週3回以上が理想的)
適正体重の維持 (体重計に乗る習慣をつけましょう)
脂質異常症がみつかった場合は医療機関を受診しましょう。