動脈硬化アンチエイジング

血管は全身のあらゆる臓器に血液を運んでいます。その血管の動脈硬化による閉塞は脳梗塞、心筋梗塞、腎機能低下など様々な組織に影響を与え老化の原因にもなります。動脈硬化の4大危険因子として、高脂血症の他に、高血圧、糖尿病、喫煙があげられますが、これらが組み合わさることで、その確率は極めて高くなります。高齢になると必ず起こってくる動脈硬化にどのような対策があるのか?

 アテローム性動脈硬化

動脈の内側に粥状(アテローム性)の隆起(プラーク)のこと、プラークは長時間をかけて大きくなり、突然プラークが破れ血栓を作ったり、血栓が飛んで詰まる(塞栓)ことで、脳の血管が詰まると脳梗塞、心臓の血管が詰まると心筋梗塞がおきます。これらは死亡に直結する疾患であり予防が大事です。
アテローム性プラーク(粥腫)は血管内膜下にリポ蛋白がたまり、血液の流れの遅い部位に起こることが多く、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高い場合、特に糖尿病、高血圧患者、喫煙者などで進行が早い。このような危険因子を治療することで動脈硬化予防が可能です。

動脈硬化の治療方針

具体的には食生活の改善、運動、禁煙などが有効でありますが、いままで一度できた動脈硬化は退縮せず、プラークの進展を止めることができないと考えれていました。最近では特に高脂血症薬(LDLコレステロール低下作用のあるスタチン系)がLDL-C(悪玉コレステロール)/HDL-C(善玉コレステロール)を下げることにより一度できた動脈硬化を退縮させる報告がでてきました。これは血管の若返りとも考えられ、究極のアンチエイジングと考えられるかもしれません。死亡の原因の1/3を占める動脈硬化性病変(心筋梗塞、脳梗塞など)を防ぐとともに、全身の血液循環を改善させることは予防医学の重要な役割を示すこととなりそうです。

コレステロール低下療法について各種の海外研究と日本人における研究の比較研究(メタアナリシス)や、MEGA studyで虚血性心疾患の1次予防が認められたとして、日本動脈硬化学会による動脈硬化性疾患診療ガイドラインにおいても、危険因子の数に応じた患者カテゴリー分類と十分なコレステロール低下療法が推奨されています。

また青魚の成分であるエイコサペンタエン酸(EPA)は医師自身が内服するNo1の薬であり、動脈硬化性疾患予防に有効との疫学研究結果が報告されています。

「さらさら血液で動脈硬化予防を!」
  1. 適正体重を維持しよう
  2. 食事の量と内容を考えよう
  3. 食物繊維の多い食品を取ろう
  4. 背の青い魚を食べよう
  5. 腹八分目を心掛けよう
  6. 運動不足を解消しよう

LDL-C/HDL-C比がプラーク形成の指標

LDLコレステロール(LDL-C)が動脈硬化の進展を示すことは、動脈硬化性疾患予防ガイドラインでも強調されています。
最近、LDL-C/HDL-C比が,動脈硬化の進展により関連していることが報告されました。LDH-C/HDL-C比を2以下にすべきというエビデンスは、日本でスタチンを使用した大規模介入試験のMEGA Studyで証明されています。(Cir culation 118: S1174, 2008)。
既に動脈硬化を起こした血管は元に戻ることはないと思われがちです。しかしH22年5月29日にAstraZeneca Primary Care Symposiumで日本大学医学部付属板橋病院心臓外科の秦光賢先生は、心筋梗塞後の患者を中心に積極的脂質低下療法を行いLDH-C/HDL-C比を1.5以下に低下させることにより、動脈硬化の進展を抑制するだけではなく、動脈硬化による血管内(頸動脈)の狭窄を減少することが多いことを証明され、LH比を下げることは全身の動脈硬化解消にもつながることを発表されました。

動脈硬化の検査

動脈硬化の進行を確認するには頸動脈の厚さを計る頸動脈エコーが有効です。また、血流の速度から血管の硬さを測定するPWV(脈波伝播速度)、血管の閉塞を測定するABPI(上腕・足関節血圧比)が有効です。
40-50歳頃に頸動脈エコーやPWVで動脈硬化の進展(血管年齢)を測定しておくと、その後の変化が分かり治療に役立たせることができます。

 

動脈硬化進展様式

青年期の血管はプラークを認めず、動脈硬化により不安定プラークから不安定プラークとなり、最終的に血管の閉塞をきたします。

 

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