肺炎
病態・診断
肺炎は日本人の死因の第4位と頻度が高い感染症です。発熱、咳、痰、息苦しさ、胸痛などの症状及び、聴診で肺雑音、胸部X線で肺の黒い部分が白くなることで診断します。肺炎は抗生剤で治療しますが、原因が細菌による肺炎か、細菌ではない肺炎(非細菌性肺炎)の診断が大事です。細菌性肺炎は高熱、咳、膿性痰の症状があり、痰の塗抹、培養検査で診断します。激しい咳があるが痰が少ない場合は非細菌性と考え、インフルエンザウイルス感染が流行していれば迅速診断キットを使用します。鳥類、ペット、家畜との接触がある人はオウム病なども考慮します。また温泉施設への入浴があればレジオネラ肺炎も疑います。
非細菌性肺炎ではウイルスに次いでマイコプラズマ、クラミジアなどが多いため、疑われる場合は血液検査で抗体を提出します。
市中肺炎(入院していない人のかかる肺炎)は肺炎球菌による肺炎の頻度が最も高いです。細菌性肺炎の代表である肺炎球菌性肺炎は、悪寒、高熱、鉄さび色の痰を認めます。肺炎球菌以外の肺炎の原因細菌の頻度は年齢によって違い、若い人ではマイコプラズマ、中年以降はインフルエンザ菌、肺炎クラミジアの順です。痰が少なく頑固な咳が特徴のマイコプラズマ、および肺炎クラミジアは最近増加している。市中肺炎とは普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎、病院入院中感染したものは院内肺炎と言います。今回は市中肺炎についての治療を述べさせていただきます。
治療
マスク、うがい、手洗いを徹底
肺炎は重症感染症であり、急速に状態が悪化することがあり、中等症~重症は病院入院治療が原則です。
安静、水分や栄養補給が重要です。食事が入らないときは点滴します。
軽症の肺炎
1.非定型肺炎が疑われるとき(内服)
1)ジスロマック
2)クラリシッド
2.細菌性肺炎疑い(内服)
1)サワシリン
2)ユナシン
3)クラビット
4)ジェニナック
5)ロセフィン(点滴)
中等症以上で入院が必要な肺炎
高齢者、体力のない患者、食事・水分がとれない患者、酸素濃度が低い、誤嚥の疑われる例などは入院が必要です。
1.非定型肺炎が疑われるとき(点滴)
1)ミノマイシン
2)エリスロシン
2.細菌性肺炎疑い(内服)
1)ユナシンS
2)ロセフィン
重症肺炎
強力な抗生剤を組み合わせた治療が必要。(点滴)
1)メロペン
エリスロシン
2)シプロキサン
ダラシンS
3)シプロキサン
長岡内科医院 (呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内分泌代謝内科)
住所:福岡県大牟田市倉永66-1 地図はこちら
(ふくおかけんおおむたしくらなが66-1)
TEL:0944-58-0909 FAX:0944-58-0911
Copyright (C) 長岡内科医院 All Rights Reserved
![]()