風邪

病態・症状

風邪は日常の診察するなかで特に多い疾患の1つです。鼻腔・咽頭・喉頭・扁桃など上気道の急性の炎症を起こす病気を一般的に「かぜ」と言います。その中には鼻炎、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎(クループ)、咽喉頭炎など多くの病気が含まれます。風邪の原因の多くはウイルス(ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなど)です。お年寄りや病弱な方は細菌感染などを合併することがあり注意が必要です。症状としては、くしゃみ、鼻汁、咽頭痛や咳嗽、喀痰などの呼吸器症状とともに発熱、関節痛などの全身の症状、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器の症状を伴うこともあります。普通は約4日~1週間ぐらいで症状が改善する予後良好な病気ですが、上気道から下気道(気管・気管支・肺)にまで炎症が拡がると、湿った咳、黄色~緑色の痰などの症状が出ます。そうなると気管支炎や肺炎の可能性があります。「風邪をこじらせて肺炎になった」と時々耳にしますので早いうちに対応をお勧めします。咳喘息(咳が何週も持続、喘息と似ている病気)やアレルギー性鼻炎、花粉症、肝炎などの初期症状は「かぜ」と似ていますので注意して下さい。

<注意すべき風邪の続発症と鑑別すべき病気>
脳症、脳炎、髄膜炎
急性中耳炎、滲出性中耳炎、耳管狭窄症
副鼻腔炎、扁桃炎、溶連菌咽頭炎、喉頭蓋炎、喉頭炎、声門下喉頭炎(仮性クループ)
ヘルペス性歯肉口内炎、頚部リンパ節炎、耳下腺炎、顎下腺炎、頭頚部腫瘍
※夏カゼにみられる咽頭炎(咽頭結膜熱、ヘルパンギーナ、手足口病)、川崎病

気管支肺炎、喘息性気管支炎、細気管支炎、肺結核、肺癌
急性胃腸炎(ウイルス性、細菌性)、自家中毒(アセトン血性嘔吐症)、虫垂炎(盲腸)、腸閉塞

治療

いつから症状が出始め、どのような経過なのか、どの症状が強いのか、周りに同じような症状の人がいるかなど問診させていただきます。、診察をさせていただき、症状が強い場合は血液検査やインフルエンザ迅速検査などをします。治療の基本は安静にして、過労を避けて十分睡眠をとること、室内の保湿、保温、十分な水分、栄養補給、症状にあわせたお薬です。残念ながらウイルスが原因の風邪は抗生剤の効き目はありません。しかし熱が持続したり、黄色い痰、のどの炎症が強く扁桃腺が腫れている場合、中耳炎や副鼻腔炎の合併、御高齢の方や糖尿病などの病気をもっている患者さんには抗生剤などを病気の重症化、肺炎予防に処方することもあります。上記にしめすような多くの疾患の可能性もあるため、なかなか症状が改善せず、二次性細菌感染が疑われた場合は白血球数、CRP(炎症反応)、血液検査、インフルエンザ迅速検査、胸部X線検査なども行います。インフルエンザの診断キットで陰性であっても症状や流行状況をみて疑わしい場合にはタミフルを使うこともあります。昔から風邪をひいたらお風呂に入らないようにといわれていますが、熱が高くなく、湯冷めに気をつけていただければお風呂に入っていただいて良いと個人的には考えています。また予防の意味も含めてうがいと手洗いをして下さい。

 

 

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