咳

咳は、気道内の異物を外に出すための生体防御反応のひとつです。日常診療の中で最も多い訴えの1つで、患者にとっては不快でつらい症状ですが、大多数は対症的治療で改善します。炎症か刺激が原因のことが多く、咳を抑えるには、それらを除去するか、脳の咳を出す部位を抑制する方法により治療します。

診断

咳の原因は、鼻、のど、などの呼吸器系の病気が原因になることが多いが、様々な病気で咳があります。そのため、咳が長期間持続するときは肺、気管、胸膜、縦隔、鼻腔、副鼻腔、咽頭、喉頭、食道などに病気が潜んでいないかを血液検査、喀痰検査、胸部レントゲン、肺機能検査などで精査します。

急性の咳(3週以内)

感冒(風邪:大部分)、アレルギー性鼻炎(花粉症含む)、副鼻腔炎、百日咳(激しい咳)、マイコプラズマ感染、クラミジア感染など。感冒(風邪)は胸部レントゲン写真異常ないが、肺炎,気胸、胸膜炎は胸部レントゲン写真で診断可能。

亜急性の咳(3~8週)

気道感染症後の気道過敏性の咳、マイコプラズマ肺炎、気管支喘息(喘鳴:ヒューヒュー音あり)、咳喘息(喘鳴なし)、過敏性肺炎など.外来で頻度の多いものは風邪後の気道過敏による咳です。

慢性の咳(2か月以上)

後鼻漏症候群(約40%、のどの後ろに鼻水が流れるため)、気管支喘息(約25%)、胃食道逆流(約20%、胃酸逆流のため)、副鼻腔炎、慢性気管支炎(喫煙)、薬の副作用(ACE阻害薬)など、これらは胸部レントゲン写真がほぼ正常ですが、肺癌、肺結核,サルコイドーシス、びまん性汎細気管支炎、心不全などは胸部レントゲン異常があり専門治療が必要ですので注意が必要です。

治療

 基本は原因に応じた治療です。

胸部X線写真で異常

肺炎 、肺結核症、肺癌、肺線維症、びまん性汎細気管支炎、過敏性肺炎、気管支拡張症 胸部レントゲン、血液検査、喀痰検査後必要な場合は呼吸器専門医へ紹介します。

胸部X線写真で異常なし

対症療法をしながら経過観察、マイコプラズマ感染やクラミジア感染が疑われる場合は抗生剤使用します。慢性のものは治療をしながら経過により診断をします。咳喘息などはステロイド吸入薬や薬を試します。咳の原因でACE阻害薬などの薬が疑われる場合は薬を中止して経過観察します。逆流性食道炎が疑われる場合は生活指導(就寝前の食事中止)薬の反応をcheckします。

対症療法としては咳止めを使用していくこともります。

1)リン酸コデイン100倍散+(通称リンコデ:苦い粉薬で最も有効、飲みすぎは避けて下さい。)
2)クロフェドリンS,メジコン

喘息(詳細は気管支喘息のページへ)

1.咳、ヒューヒュー感、息苦しさを感じる時頓用(β2受容体刺激)
1)メプチンエアー吸入
2)サルタノール吸入

2.喘息予防(ステロイド吸入)吸入ステロイド薬は、気道の炎症を抑え気道過敏性を改善するため、症状がなくなっても指示通りに続けて下さい。
1)シムビコート
2)フルタイドディスカス

咳喘息
吸入が可能な場合は吸入ステロイド
咳症状が強く吸入ができない場合
1)リン酸コデイン100倍散 (咳のときに頓服)
2)プレドニゾロン
 
胃食道逆流症

1)ガスター
2)オメプラゾン
3)タケプロン
4)パリエット

後鼻漏(のどの後ろに鼻水が流れる)

 抗ヒスタミン薬、抗生剤で反応をみます。

血圧の薬(ACE阻害薬)による咳

 ACE阻害薬を中止で改善するかチェックします。

 

 

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